会社・企業の売上を上げていくという実務を担っている部署ではなく、バックオフィス系の管理業務を行うところには沢山の役割りが存在しています。中小企業だと、このような裏方業務は一括して行ったりするところも多く、そのような場合は全てを一括りにして総務とか事務のように表現したりして、全てそこに集約されます。逆に大企業だとバックオフィス系の業務は更に細分化されます。そのため、総務や法務、企画・広報や経理・財務といったように役割りに応じていくつも部署が存在しています。
同じような人に対する業務を行う仕事でも、明確に区別することができます。例えば、新卒採用にしても中途にしても、自社に従業員を招き入れる採用活動を行ったり、実際に入社した人たちを教育するような動きをしたり、会社全体の人材配置を考えたりするという、社内の人（個人）に目を向けた業務を行うのが「人事」です。従業員に関する同じようなものでも、全体の勤怠管理を行ったり、給与計算をしたり、入退社時の社会保険の手続きなどを引き受けたり、従業員がストレスなく業務に打ち込めるような動きを行うのが「労務」になります。このように似たような業務に見えて、実は全く違う役割を担っているのです。
